カメラマンの知恵

独学でカメラマンになりたい人や今現在カメラマンの方に役立つ話を書いていきます

カメラマンを目指すならキヤノンかオリンパスの一眼カメラがオススメの理由


 

カメラマンになりたいと思っている人はすでに使っているカメラがあるかもしれませんが、結論から申し上げると、カメラマンになるならキヤノンかオリンパスがオススメです。ではなぜキヤノンとオリンパスがオススメなのか?その理由をお伝えしていきます。

 

今後時間が経つと各メーカーの特色も少しずつ変わってくるかもしれないので、あくまで今現在の僕の意見であることをご理解ください。

 

※下記の記事も併せてご覧頂ければ幸いです。

 

 

ニコンではなくキヤノンがオススメの理由

プロのカメラマンはキヤノンかニコンを使っていることが多いです。しかし、どちらかと言われれば僕は迷わずキヤノンをオススメします。その理由は、プロ専門のメンテナンスが受けられるからです。

 

大阪にあるPDA GALLOPさんは、キヤノン専門、プロ専門の修理やメンテナンスを行ってくれます。通常の修理はもちろん、カメラとレンズの前ピン後ピンを無くし完璧に近いAF精度にするピントマッチングや、レンズの性能を100%に近い性能に引き上げるチューニングも行っています。

 

一眼レフは、精密機器であるカメラとレンズを組み合わせる特性上、レンズとカメラの組み合わせ次第ではピント精度に僅かなズレが生じます。一般の方が趣味で楽しむ程度ならあまり気にならないものですが、カメラマンにとってピントもシビアになるのでとても気になります。実際に使っていくと、その僅かなズレははっきり気づきます。

 

前ピン後ピンは、近年のカメラ機能で調整できたり、メーカーに送ることで調整してもらえることがありますが、残念ながらそれらの対応では前ピン後ピンを完全に解消するはできません。しかし、PDA GALLOPさんにピントマッチングをお願いすれば、キヤノンのレンズなら全てのレンズで、全ての測距点(ピントを合わせる場所)でピント精度がほぼ100%に近い状態になります。

 

ピントマッチングや、レンズの光学性能を100%に近い性能にするチューニングは、メーカーよりさらに厳しい規格で行われるので同じ機材でも別物のように仕上がってきます。僕も体験したことがありますが、安定感が全然違います。

   

オリンパスがオススメの理由

プロ向け機材が揃っている

さて、プロはキヤノンかニコンユーザーが多いですが、僕は今現在オリンパスユーザーです。元々キヤノンを5年使って、PDA GALLOPさんでもメンテナンスをお願いしたことがあります。しかし、根本的な問題がありました。それは、キヤノンのフルサイズのカメラは重いということです。

 

カメラマンをやっていると、カメラを持って長時間歩き回って撮ったり、ずっと構えた状態で5分10分とシャッターチャンスを待つ時もあります。そんな時は、重い機材は正直しんどいです。重いと感じるとモチベーションが下がります。モチベーションが下がるとどうしても写真に影響します。この悩みを根本的に解決するには、軽い機材にするしかありませんでした。

 

そんな時にたまたま、カメラ選びの相談を受けた時にオリンパスのE-M1を調べる機会があったんです。そしていろいろ調べた結果、

 

  • カメラもレンズも小型軽量。
  • どのレンズも絞り開放からかなり解像度が高い。
  • コントラストAFの精度も高く、一眼レフ特有の前ピン後ピンは存在しない。

 

という魅力に惹かれ、相談をされた方にも勧めて僕も買うことにしました。その結果、あまりに良いカメラなのでメインとして使っていこうということになったのです。とくに、コントラストAFの精度は本当に高く、撮影者がAFの合わせ方を間違えなければ近距離中距離のAFは100%に近い性能です。

 

遠距離は残念ながらマニュアルでピントを合わせる方が精度がいいですが、広角レンズなら距離目盛を利用したパンフォーカスを一瞬で合わせることができます。ミラーレスの電子ファインダーならピントリングを回したら即拡大してくれて、ピントの山を色で教えてくれるピーキング機能もあるのでピント合わせは一眼レフに比べて楽々行えます。

 

前ピン後ピンという現象も、ミラーレス一眼は構造上存在しません。キヤノンならプロ専門のメンテナンスを受ければ精度がとても高くなるとは言え、新しい機材を追加したらその都度メンテナンスに出す必要があり手間とコストがかかります。もちろん、プロ専門のメンテナンスしか選択肢がないのであれば、プロとしてその手間とコストをかける必要があると思いますが、オリンパスなら根本的な問題を解決できます。

 

何より、機材が小型軽量になるというメリットが大きいので、E-M1の完成度の高さを体験した時にオリンパスで全ての機材を揃えることに躊躇はありませんでした。実際にメイン機材として揃えてみると、機材の軽さのおかげでフットワークも軽くなり、今までよりも安定したモチベーションで撮影に挑めています。

 

レンズも、

 

 

と揃っており、専用テレコンを含めて全て防塵防滴です。テレコン付きの望遠レンズも、画質とAF性能がほとんど落ちません。背景を大きくボカしたい時はF0.95〜1.4の単焦点レンズを使えばフルサイズでF2〜F2.8と同等のボケ量を得られるのであまり問題ありません。 

 

撮影現場における高感度撮影はマイクロフォーサーズとフルサイズの差はない

また、低感度ではフルサイズの方が広いダイナミックレンジと低ノイズによりマイクロフォーサーズよりも画質面で有利になるのは明白です。しかし、通常の撮影ではマイクロフォーサーズの低感度でも問題無く、高感度撮影においてはマイクロフォーサーズはISO感度を2段落とせるので、実際の撮影では画質面で差が無くなります。

 

 

 

こちらの記事でも書いていますが、α7Ⅱ等の安価なフルサイズと比較した場合はマイクロフォーサーズの方が高感度撮影で高画質になるケースもあります。α7RⅡ等のフルサイズの中でもトップクラスのカメラと比較してやっと肩を並べるぐらいです。

 

なので、自分が求める被写界深度が得られマイクロフォーサーズ対応のレンズがあり、マイクロフォーサーズの低感度が許容範囲なのであればあえてマイクロフォーサーズもオススメとなります。

 

もちろん、

 

  • フルサイズでF2.8のズームレンズを使いたい。
  • フルサイズでF1.4の単焦点レンズを使いたい。
  • 低感度を多用する環境が多い、又は三脚を多用する撮影が多い。
  • シャッター速度を速くしないといけない撮影が多い。

 

という場合は、フルサイズがオススメです。ですが、この4つに当てはまらず、例えばマイクロフォーサーズが得意とする手ぶれ補正が活かせる静物撮影であったり、小型軽量や防塵防滴を求めるならば、フルサイズよりもオススメとなります。

 

なので、フルサイズとマイクロフォーサーズのメリットデメリットをよく考え、自分の撮影スタイルに合っているのはどちらなのか?ということをよくよく考えなければいけません。

 

キヤノンにするかオリンパスにするかはスタイル次第

キヤノンにするかオリンパスにするかは、カメラマン自身がどんなスタイルでどんな被写体を撮影するかによって選択が分かれるかと思います。

 

動体撮影は、オリンパスでも40-150mm F2.8 PRO(35mm判換算80-300mm)のレンズを使えばこちらに向かってくる被写体に対しては問題なく行えますが、動体撮影を専門にしている方はやはりキヤノンかニコンが無難です。 

 

フルサイズとマイクロフォーサーズの被写界深度の差は約2段なので、フルサイズでF2で撮る背景のボケ量で充分ならマイクロフォーサーズでF0.95のレンズを使えば同じボケ量を得られますが、F2以下の絞り値で背景を大きくボカした撮影が多いならフルサイズがいいと思います。

 

また、クリップオンを使った多灯ライティングに関してもオリンパスは問題なく行えます。僕もよく、クリップオンストロボを複数使っての商品、料理撮影を行っています。ただ、オリンパスは電波式ではスレーブでしか連動しないので、屋外での多灯ライティングが多い場合はキヤノンのカメラの方が使い易いですね。

 

他のメーカーは?

さて、ここまでキヤノンやオリンパスをオススメしてきましたが、もちろん他のメーカーがダメというわけではありません。それぞれにメリットデメリットがあると思いますし、手になじむカメラも人それぞれ。最終的には使い手の感覚次第です。

 

また、動画の撮影等を考えると選択肢もまた変わりますし、1つのメーカーに絞る必要もありません。必要に応じて違うメーカーを使い分けるのもありです。自分がどんなスタイルでどんな写真を撮りたいのか?それを軸に、自分に合うカメラを選びたいですね。

 

 

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